[2024.11.01]

失敗を恐れず、自身の意見を勇気をもって発言できる人になろう
多様性時代を生きる高校生へエール – 都立高校でキャリア教育支援授業を実施

株式会社エイアンドピープル 代表取締役 浅井満知子が、東京都立第一商業高等学校の2年生にキャリア教育支援授業を行いました。

■浅井が伝えたかった3つのこと

「多様性時代のコミュニケーション」と題し、50分の授業を行いました。浅井が高校生に伝えたかったことは3つです。
1つ目は「失敗を恐れない」。二度の当社の倒産危機の直後、ビジネスチャンスを掴んで今へと繋げた実体験と絡め、「リスクは避けて通るものではなく、うまく付き合うもの。失敗しても学習し立ち直る『レジリエンス力』を高めてほしい。」と話しました。
2つ目は「多様性を認め、独創性を持つ」。インターネットの普及により、国境のボーダレス化・グローバル化が進み、ロボットやAIと共存する社会へとなりつつあります。世界の人々との異なる価値観を認め合い、既成概念にとらわれず新たな発想を形成する、そうした『柔軟性』『コミュニケーション能力』『独創性』を培ってほしいと伝えました。
3つ目は「プレインランゲージ」。プレインランゲージは、「受け手に届く」「わかる」「響く」コミュニケーション手法で、2023年にISO国際標準規格となりました。今の高校生が社会に出る頃には、言葉や文化が異なる世界中の人々とチームを組むことが当たり前になります。多様性の時代で活躍するには、自分自身の意見を持ち、発信する勇気が必要です。発信力を高め、コミュニケーションを円滑にするために、「“ポイント”、“結論”から、はっきり、誤解なく、早く、短く言う練習をしてほしい」と伝えました。

「短く言う」練習として、浅井から事前課題を出していました。「どんな大人になりたいか?」「あなたの強みは?」「この2つの回答を組み合わせて、思い浮かんだ職業は?」「そのうち、一番なりたい職業は?」「その理由は?」これらの質問に20文字以内の短い文で答えるというものです。副校長先生から、「「短い文」は進路活動での受け答え等で間違いなく役立ち、大きな成果につながると確信している」とのお言葉をいただきました。

これからの未来に活躍する高校生にエールが届き、夢を持って生きてもらえるよう願っています。

■都立第一商業高校のキャリア教育支援事業とは

同校では、起業家や経営者からビジネスに関する考えや経験談を直接聞くことで、生徒達の職業観やビジネスシーンにおける課題解決方法を育てていくことを目的として、キャリア教育支援事業が実施されています。東京商工会議所渋谷支部からのご紹介で、この度浅井が講師としてお声がけいただきました。

【授業概要】
授業名:ビジネスアイデア授業
日時:2024年10月17日(木)6限授業(14:20~15:10)
対象者:2年B組生徒 31名
場所:都立第一商業高等学校 2年B組教室
講師:浅井 満知子(株式会社エイアンドピープル 代表取締役)
東京商工会議所 評議員、国際標準化ISO/TC37プレインランゲージ委員、JAPL 代表理事。
1998年 翻訳・通訳会社「エイアンドピープル」設立。
2019年 日本初のプレイン・イングリッシュの普及推進団体JPELC(ジャパン・プレイン・イングリッシュ・アンド・ランゲージ・コンソーシアム)設立。

ニュースリリース