失敗を恐れず、自身の意見を勇気をもって発言できる人になろう
DXと多様性時代を生きる高校生へエール – 都立高校でキャリア教育支援授業を実施
株式会社エイアンドピープル 代表取締役 浅井満知子が、東京都立第一商業高等学校の2年生にキャリア教育支援授業を行いました。
■浅井が伝えたかった3つのこと
「DXと多様性時代のコミュニケーション」と題し、45分の授業を行いました。浅井が10代の生徒達に伝えたかったことは3つです。
1つ目は「失敗を恐れない」。二度の当社の倒産危機の直後、ビジネスチャンスを掴んで今へと繋げた実体験と絡め、「リスクは避けて通るものではなく、うまく付き合うもの。失敗しても学習し立ち直る『レジリエンス力』を高めてほしい。」と話しました。
2つ目は「多様性を認め、独自性を持つ」。インターネットの普及により、国境のボーダレス化・グローバル化が進み、またロボットやAIとの共存が加速しています。世界の人々との異なる価値観を認め合い、既成概念にとらわれず新たな発想を形成する、そうした力を培ってほしいと力説しました。
暗記で済むことは、将来AIに取って代わられます。そのために『レジリエンス力』や『独自性』が大切になるのです。
3つ目は「プレインランゲージ」。プレインランゲージとは、「速く・効率的で・理解しやすい」コミュニケーション術で、迅速で的確な判断を下すための手段です。2023年6月にISOプレインランゲージの標準規格が発行され、日本でもその規格の遵守の機運が高まっています。今の高校生が社会に出る頃には、言葉や文化が異なる世界中の人々とチームを組むことが当たり前になります。多様性の時代で活躍するには、自分自身の意見を持ち、発信する勇気が必要です。発信力を高め、コミュニケーションを円滑にするために、「“ポイント”、“結論”から、はっきり、誤解なく、早く、短く言う練習をしてほしい」と伝えました。
将来を担う高校生の皆さんに、プレインランゲージを活用し堂々と自身の意見を述べ、多様性の時代にご活躍いただくことを切に願い、「必ず夢を叶えて」との力強いメッセージで授業を終えました。生徒からは、「自分から発信していくことに意味がある」というメッセージが心に響いたとの感想をいただきました。
この授業を通じて、これからの日本を担う高校生に何らかの“気付き”があったことを願っています。
■都立第一商業高校のキャリア教育支援事業とは
同校では、起業家や経営者からビジネスに関する考えや経験談を直接聞くことで、生徒達の職業観やビジネスシーンにおける課題解決方法を育てていくことを目的として、キャリア教育支援事業が実施されています。東京商工会議所渋谷支部からのご紹介で、この度浅井が講師としてお声がけいただきました。