プレインジャパニーズは簡潔明瞭なビジネス文書の作成法
プレインジャパニーズとは、企業や行政などのビジネスの場で、簡潔明瞭な文書を作成するための心構えとスキルを、「ISO 24495-1:2023 プレインランゲージ(パート1)※」(2023年6月制定された27言語のプレインランゲージ規格のうちの一言語であるプレインジャパニーズ規格)に準拠し、さらに日本語の特性を加味して体系的に取りまとめた文書作成法です。
グローバル化とデジタル化が進む環境下、多様な相手に対して、明瞭な情報発信をし、誤解のない意思疎通を図り、公正公平な情報発信が組織に課せられています。情報の需要者に的確な判断をしてもらうことで、相互の信頼にもつながり、ビジネスを優位に展開していく礎にもつながります。
アメリカでは1990年代に企業の開示資料(IR文書)にプレインランゲージを使用するよう米国証券取引委員会が求め、2010年にPlain Writing Actという法律が整備されました。EUでも2001年からClear writing for Europeキャンペーンを開始し、24言語のプレインランゲージが採用されました。
プレインジャパニーズの活用は、そうしたグローバルスタンダードに則った、コミュニケーションの協調にとどまらず、国内におけるユーザーをはじめとする関係各社への情報発信、コミュニケーションにおいても有益です。
今回のイベントでは、JAPLが組織や個人に向けて提供させていただく、プレインランゲージ研修の「プレインジャパニーズ講座 入門編」と「プレインジャパニーズ講座 基礎編」のダイジェスト版として、一般社団法人サステナブルコミュニティの会員の皆様に受講いただきます。二つの講座のポイントの概要を短時間で学ぶことができる、大変貴重な機会です。
皆様のご参加をお待ちしております。