ISO、2019年9月に「プレイン・ランゲージ(平易な言語)」の国際規格化を採択

多様な人々が集うグローバルな社会では、内容が速く正確に伝わる、わかりやすいコミュニケーションが求められています。

現在では、どの国においても、SDGsやESGをキーワードとして、活動の公正さ、透明性、社会性が問われており、ステークホルダーへの適時・適切な情報開示において「プレイン・ランゲージ(平易な言語)」の重みがますます増しています。

私たち日本人にはあまり馴染みのない「プレイン・ランゲージ」ですが、英語圏に限らず、ヨーロッパや南米でも自国の言葉をプレイン・ランゲージ化する動きが盛んです。これからは日本でも、官民問わず、明確でわかりやすいコミュニケーション法が求められることでしょう。

そうした中、ISO(国際標準化機構)は、「プレイン・ランゲージ」を国際規格化することを2019年9月に採択しました。現在、ISO TC 37(言語及び専門用語に関する専門委員会)のWG11(プレイン・ランゲージに関する作業グループ)では国際規格のドラフトを作成しています。規格ができるだけ多くの国で使用できるよう、作成委員の国籍も多彩です。

国際規格が完成するまでには数年かかることが予想されますが、本メールマガジンでも情報をお伝えします。詳細は日本初のプレイン・ランゲージ推進団体Japan Plain English and Language Consortiumのホームページをご覧ください。

プレイン・ランゲージの国際会議/Online(2020年10月13日〜15日)のスピーカーに弊社代表浅井も参加

2年に一度、プレイン・ランゲージに関する国際会議が開かれています。今年は10月13日〜15日にプレイン・ランゲージを推進する団体であるClarity International、Center for Plain Language、Plain Language Association International(PLAIN)により共同でバーチャル開催が行われます。

「ACCESS FOR ALL:Plain Language is a Civil Right(すべての人が利用できる権利:プレイン・ランゲージは市民権)」を合言葉に、社会的な情報発信やサービスの向上のための平易な言葉の利用について様々な発表が行われます。社会責任としてのプレイン・ランゲージ、ISO化の動向など世界的な潮流をいち早く知ることができます。

弊社の代表もプレイン・ランゲージを推進する団体JPELCからビデオ・メッセージで参加いたします。

ご登録は下記から行えます。
https://www.accessforallconference.com/