日付の書き方の違いをご存知ですか?

日付の表記が英語と日本語で異なることを知っている方は多いと思いますが、実はアメリカ式とイギリス式でも表記が異なることをご存知でしょうか。
アメリカ式では「月・日・年」、イギリス式では「日・月・年」の順に表記することが主流です。

例えば「2021/12/1」を英語表記にしたい場合、それぞれ以下のようになります。

アメリカ式:12/1/2021
イギリス式:1/12/2021

「2021年12月1日」の場合、以下のようになります。

アメリカ:December 1st, 2021
イギリス:1st December 2021

ちなみにアメリカ式では日付の後にカンマを入れますが、イギリス式ではスペースのみです。

「2021年12月1日(水)」のように曜日も表記する場合は、アメリカ式とイギリス式どちらも先頭に曜日とカンマを入れます。

アメリカ:Wednesday, December 1st, 2021
イギリス式:Wednesday, 1st December 2021

その際、曜日はWedのように頭文字3文字に省略することも可能です。

日付の表記はややこしく感じられますが、一度意識して覚えてしまうと簡単です。この機会に是非覚えてみてはいかがでしょうか。

その敬語、間違っていませんか?

ビジネスや私生活において、敬語は必要不可欠です。しかし、知らず知らずのうちに誤った使い方をしている可能性があります。今回はよくある間違いの例を2つ紹介いたします。

その1:「~ますでしょうか。」

丁寧な表現に感じられますが、実は『二重敬語』という、敬語が重複している誤った言い方です。「ます」と「です」の二つの丁寧語が入っているため、以下の言い換えをお勧めします。

×:資料をお送りいただけますでしょうか。

〇:資料をお送りいただいてよろしいでしょうか。

  資料をお送りいただきたく存じます。

その2:「~させていただきます。」

相手に対して何かを行う際に使用されますが、実は

  • 相手の許可があること
  • その行為によって自分が恩恵を受けること

の2つを前提とした表現です。条件に当てはまらない状態でこの表現を使うことは誤りです。以下の言い換えをお勧めします。

×:初めてメールをさせていただきます。

〇:初めてメールをいたします。

なお、正しい使用例は以下のような場合です。

例:(相手に許可を取っている状態+自分の都合で)

会議のスケジュールを変更させていただきます。

これを機に、ぜひ一度普段使用している敬語を見直してみてはいかがでしょうか。

「用語集」はお持ちでしょうか?

弊社ではお客さまから翻訳のご依頼を受ける際、用語集をお持ちかどうか確認させていただいております。

用語を統一することで、翻訳の品質向上が期待できます。

用語集のメリットは以下の通りです。

・固有名詞や、お客さま特有の用語の統一

・翻訳スピードのアップ(翻訳の際に定訳を調べる作業の削減)

・お客さまが訳文をレビューする際の効率アップ(用語確認作業の削減)

・用語のブレによる読み手の誤解を避けられる

弊社では以下の内容で用語集を作成しています。

・エクセルファイル(並び替えや重複確認がしやすいため)

・基本項目は「日本語」、「英語」、「出典」、「更新日」、「備考」

・1単語につき、1つの訳語

部署ごとに別の翻訳会社に翻訳を依頼しているようなケースでは、全社で用語の統一ができていないというお悩みをうかがいます。日本語、英語問わず、用語や表現を全社的に統一していく必要性は、皆さま意識されながらも、すぐには取り掛かれない課題とお見受けしています。

用語集の作成をはじめ、グローバルコミュニケーションでお困りのことがあればご相談ください。