English Readability Analyzer

ビジネスではスピードが重要です。そして誰もが忙しい時代、一度読んですぐに理解できる文章が求められています。プレイン・イングリッシュ(平易な英語)はそうしたニーズに応える英語表現方法です。

文章に冗長な言葉や複雑な言葉が使われていると、読む速度が遅くなります。また、読み手を混乱させたり、読まれないまま放置されてしまう可能性もあります。

米国ではカーター大統領令により、プレイン・イングリッシュが広まり、官公庁から発信される公文書はもちろんのこと、米国証券取引委員会(SEC)は、米企業などに対してプレイン・イングリッシュを使った情報開示を義務付けています。

ご自身で作成された英文が、読者にとって読みやすいかどうかを診断する方法があります。下記のサイトでは、プレイン・イングリッシュの 6 つの指標に従って英文を定量的に診断します。お手元の英文が、欧米の読者に「簡潔・明瞭・的確」に伝わるかを知る 1 つの目安にしてください。

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英文診断(English Readability Analyzer) | 株式会社エイアンドピープル (a-people.com)

ネットゼロの大きな波に乗る

リードする欧州に続く米国、遅れるアジア

2019年の時点でネットゼロに取り組んでいた企業は、全世界のGDPで換算すると16%に過ぎませんでしたが、現在では90%に達しています。多くの企業がネットゼロを意思決定プロセスの重要な一部として位置づけるようになっています。

ネットゼロへの取り組みは、短期的には企業の財政にとってマイナスとなります。研究開発費や設備投資額は増え、収益性や利益率が圧迫されることなどから、取り組みに躊躇していた企業も多くありました。しかし、気候変動、株主アクティビズムやステークホルダー資本主義の台頭、ウクライナ関連の地政学的な混乱などに後押しされ、長期的なリスクを減らし安定性を高めるためにもネットゼロが必要であることが理解されるようになりました。

ネットゼロへの取り組みがもっとも盛んなのがヨーロッパです。20%の企業が2030年までにネットゼロを達成することを目指しており、2050年までには96%の企業がネットゼロを実現する予定です。この数字はアジアではそれぞれ4%と58%、米国では10%と75%となっています。

スコープ3の開示率の低さが世界的な課題

二酸化炭素排出のカテゴリーであるスコープ1、スコープ2、スコープ3という言葉を耳にすることも多くなりました。

現在特に注目されているのが、企業のサプライチェーン全体を通じて排出される量を示すスコープ3です。ここでは、たとえば個人の通勤に関連する排出量や、販売した製品の使用に伴う排出量などが含まれます。スコープ3の排出量は、スコープ1と2の合計の数十倍規模になると言われています。

ただし、スコープ3の開示はスコープ1、2に比べるとまだまだ少ないです。ネットゼロを宣言しているラッセル1000の企業でも6%しか開示していないため、今後注目されていく分野といえます。

ステークホルダー資本主義がネットゼロを後押し

今後は、特に近年注目されているステークホルダー資本主義の台頭により、ネットゼロへの取り組みがさらに加速していくと考えられます。例えば、ステークホルダー資本主義が主流になることで、消費者は企業のネットゼロ戦略をサポートする製品に対してより多くのお金を払うようになったり、政府が減税や補助金などのインセンティブを付与したり、株主がネットゼロの先発者や革新者により高い評価を与えるようになると考えられます。

フォントで個性を出してみませんか?

文書を作成するとき、どのようにフォントを選択していますか?
読みやすい文章や読みたくなる文章の作成には、フォント選びも重要な役割を果たしています。そこで今回は、近年話題のフォントについてご紹介します。

1.「Notoフォント」

NotoフォントはGoogleがAdobeと共同開発したフォントです。こちらの特徴は世界中の言語を網羅している点で、1,000以上の言語と150以上の書記体系があります。なかなか見慣れないタイ文字やインド文字、エジプトの象形文字まで網羅しています。また、これらのフォントが無償で提供されているということも特徴の一つです。英語圏のみならず、アジアやアフリカなど様々な地域へ向けた情報発信への利用が可能です。

2.「合成フォント」

和欧混植という言葉をご存知ですか。フォントには和文のフォントや欧文のフォントなど言語によって多数のフォントが存在します。この和文フォントと欧文フォントをあえて混在させて使用することで、より効果的に表現力を高める方法が合成フォント「和欧混植」という方法です。和文フォントの英数字も自然ではありますが、英数字部分には欧文フォントを組み合わせることで、より訴求力の高い文章を表現できます。海外企業が日本語の組版を作成する際、英語版のフォントイメージを活かし、全体の雰囲気を保つために用いられることがあります。

これらのフォント以外にも世界中には数えきれないほど多くのフォントが存在しております。近年では手書きの文字をフォントにできるサービスなども誕生して、注目を浴びています。企業の個性や特徴を伝える表現ツールの一つであるフォント選びのヒントとしてお役立てください。