字幕翻訳:普通の翻訳より難しいのはなぜ?

映画やインタビューなどの動画を見ていて、セリフと字幕が違うと思ったことはありませんか。「翻訳の漏れ?間違い?」と疑問に思った方が多いのではないでしょうか。

字幕翻訳は普通の翻訳と比べて難易度が高いとよく言われますが、それはなぜでしょうか。そこで字幕翻訳の基本ルールをいくつ紹介したいと思います。

① 文字数制限と表記ルールを遵守する

動画を見るときに、人が1秒間に読める文字数はおおよそ4文字と言われています。動画の1コマの尺の長さは最大で7秒くらいまでとなるため、画面に表示される文字数は最大28文字です。2行に分けた場合はそれぞれ14文字となります。限られた時間内で一番大事な情報を伝えるために、直訳より意訳のほうが字幕翻訳によく使われます。また、字幕は文字で情報を伝達することを優先しますので、基本的に文中や文末の句読点は不要で、代わりにスペースや改行を使います。

② 視聴者の文化背景を意識する

オリジナル動画は基本的に母国話者に向けて作られているため、そのまま訳しても、異なる文化背景の人にとっては意味が通じないことがよくあります。その場合、視聴者に分かりやすい表現に変えるか、補足説明を入れることが効果的です。

③ 一貫性を重視する

字幕翻訳をする際には、一通り映像を見て流れを把握してから翻訳を開始することをおすすめします。特にストーリーの伏線が張られている映像に関しては前後の用語と言い回しの統一が求められるので、全体像を理解した上で翻訳すれば、より正確で表現力の高い字幕となるでしょう。

弊社では会社の紹介動画や研修・セミナーなどで使われている動画の翻訳を多数対応しておりますので、もし字幕の翻訳に悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

オンライン会議のマナー

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う在宅勤務では、社内、社外ともに多くの会議がオンラインで行われています。すでに皆さんも数多く経験されていらっしゃるかと思いますが、いくつか注意点を改めてご紹介します。

1. カメラのテストを行う

カメラの角度や距離が適切であるか、事前に確認しましょう。顔が半分しか映っていなかったり、逆にカメラが遠すぎたりすることの無いように調整しましょう。カメラが下にあると相手を見下す形になってしまいます。

2. 早めに会議に参加する

直前にアクセスすると思わぬトラブルが発生することもありますので、少し早めに入室しておくとよいでしょう。時間通りに会議が始められます。

3. 騒音に注意する

オンライン会議を行う際は静かな環境で行うことが大切です。
雑音が紛れないよう、相手が発言する際は自分の音声はミュートにしておくことをお勧めします。

4. 会議中の目線

対面式の会議では自然に相手の顔を見て話すことができますが、オンライン会議では意識的に目線を合わせることが必要です。カメラをしっかり見ることを意識しましょう。

5. 普段よりもはっきりと話す

オンライン会議ではマイクを通して相手に声が届きます。マイクの性能や通信環境によって、こちらの声が聞こえにくかったり、遅れて聞こえてしまったりする可能性もあります。相手に聞こえやすいように、対面の会議以上にゆっくり、はっきり話すことをお勧めします。

伝わりやすい英文メールのポイント

テレワークが普及し、メールでのやりとりが増えている方も多いのではないでしょうか。簡潔で伝わりやすいメールを作成することは、同じく忙しいビジネスパーソンである読み手にとっても好印象を与えることができるでしょう。

今回は、英語でメールを書く時に注意すると、ぐっと相手へ伝わりやすくなるポイントをご紹介します。

■件名

件名によってはスパムメールと間違われたり、重要なメールだと気づかず読んでもらえない場合もあります。
メールの内容がわかるよう、
例えば、依頼の場合はRequest for ~、注文の場合はOrder for ~、急ぎの場合はUrgent: Request for ~、といったように簡潔かつ具体的に書くと良いでしょう。

■一番大事な情報は最初に伝える

納期やスケジュールに関わること等、重要なことは最初に書きましょう。

日本では最後に書くことが多いですが、英語圏では最初に重要なことを提示する文化があるため、文章の途中や最後だと見落とされてしまう可能性があります。

■内容はできるだけ簡潔に

日本では、要点だけの短いメールはそっけなく失礼だと考えがちですが、英語圏ではより簡潔であることが好まれます。

そのため、日本語メールでよくある「いつもお世話になっております。」などの慣例表現は不要です。

また、日本では失礼にならないよう婉曲表現を使うことがありますが、英語圏では失礼以前に正しく伝わらない可能性が高いです。ストレートに伝えるよう意識しましょう。

■日本と英語圏で違う表現

日本では「すみません」「申し訳ありません」といった表現を軽い意味合いで使いますが、英文で多用すると、謝りすぎの印象を与えてしまいます。

また、日本では「お願いします」という表現を多用するため、英語でもPleaseを付ければ丁寧になると思いがちですが、英語において「Please~」から始まる命令文は上から目線と感じられてしまうこともあるので注意しましょう。

何かを依頼したい場合は「Wolud you~?」や「I wonder if you could~?」等を使うことをお勧めします。

弊社ではネイティブ翻訳者が翻訳対応をさせていただくことで、英語圏の文化も踏まえて翻訳させていただきます。

是非お気軽にご相談ください。