インクルーシブ・ランゲージ

「インクルーシブ・ランゲージ」について、皆さんはご存じでしょうか?
「インクルーシブ・ランゲージ」は、昨今の多様性やジェンダーの流れの中で注目されている表現方法です。
本日はそんな「インクルーシブ・ランゲージ」について学んでいきましょう!

包括的言語?

インクルーシブ・ランゲージ(Inclusive Language)は、日本語では「包括的言語」と訳されることが多いです。インクルーシブ・ランゲージにおける「包括的(インクルーシブ)」とは、ジェンダーや障がい、人種、民族、年齢、職業など、あらゆる要素を含んだ多様性を包括することを意味しています。インクルーシブ・ランゲージは、このような多様性のある社会の中で差別意識や疎外感を与えない表現方法です。

インクルーシブ・ランゲージの例

インクルーシブ・ランゲージが多様性に配慮した表現方法であることはわかりましたが、具体的にはどのような言葉になるのでしょうか?
インクルーシブ・ランゲージの例として、「policeman」を挙げてみましょう。
以前、「警察官」という言葉は英語では「policeman」と訳されていました。英語圏においても、「policeman」が違和感なく使用されてきました。しかし昨今では、ジェンダー差別的なニュアンスが含まれているとして、「policeman」ではなく、「police officer」という言葉に置き換わりつつあります。

インクルーシブ・ランゲージに置き換わりつつある言葉

「policeman」以外にも、次のようなインクルーシブ・ランゲージの例があります。

以前、使用されていた言葉 インクルーシブ・ランゲージ
ビジネスマン(businessman) ビジネスパーソン(business person)
ボーイフレンド/ガールフレンド (boyfriend/girlfriend) パートナー(partner)
ホワイトリスト/ブラックリスト (whitelist/blacklist) 許可リスト/拒否リスト(allowlist/denylist)

まとめ

これまで違和感なく上記のリストの言葉を使っていた方も多いかもしれません。
少しずつ社会が変わっていく中で、これまでの常識をアップデートしていくという姿勢が必要になってきていると言えるでしょう。

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