米国大統領のスピーチから学ぶコミュニケーションのコツ

プレゼンやセミナーで一生懸命説明しても、理解してもらえない…賛同が得られない…そんなお悩みはありませんか? 人を惹き付けるスピーチの代表と言えば、米国大統領。米国大統領のスピーチが人を動かすのはなぜでしょうか。そのコツを下記のYouTubeでご説明しています。

ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Zg-eMDSdnSs&t=27s

字幕翻訳:普通の翻訳より難しいのはなぜ?

映画やインタビューなどの動画を見ていて、セリフと字幕が違うと思ったことはありませんか。「翻訳の漏れ?間違い?」と疑問に思った方が多いのではないでしょうか。

字幕翻訳は普通の翻訳と比べて難易度が高いとよく言われますが、それはなぜでしょうか。そこで字幕翻訳の基本ルールをいくつ紹介したいと思います。

① 文字数制限と表記ルールを遵守する

動画を見るときに、人が1秒間に読める文字数はおおよそ4文字と言われています。動画の1コマの尺の長さは最大で7秒くらいまでとなるため、画面に表示される文字数は最大28文字です。2行に分けた場合はそれぞれ14文字となります。限られた時間内で一番大事な情報を伝えるために、直訳より意訳のほうが字幕翻訳によく使われます。また、字幕は文字で情報を伝達することを優先しますので、基本的に文中や文末の句読点は不要で、代わりにスペースや改行を使います。

② 視聴者の文化背景を意識する

オリジナル動画は基本的に母国話者に向けて作られているため、そのまま訳しても、異なる文化背景の人にとっては意味が通じないことがよくあります。その場合、視聴者に分かりやすい表現に変えるか、補足説明を入れることが効果的です。

③ 一貫性を重視する

字幕翻訳をする際には、一通り映像を見て流れを把握してから翻訳を開始することをおすすめします。特にストーリーの伏線が張られている映像に関しては前後の用語と言い回しの統一が求められるので、全体像を理解した上で翻訳すれば、より正確で表現力の高い字幕となるでしょう。

弊社では会社の紹介動画や研修・セミナーなどで使われている動画の翻訳を多数対応しておりますので、もし字幕の翻訳に悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

個人投資家の増加でプレイン・イングリッシュにさらに注目

コロナと環境の整備が増加の後押し

2020年、米国では個人投資家の数が大きく増えました。新型コロナウイルスにより株価が下落したことが逆にチャンスとなったこと、ロックダウンで可処分時間が増えたことなどが大きなきっかけだと考えられています。手数料が低く使いやすい証券取引プラットフォームサービスの普及やさまざまな証券商品が投入されたことにより、個人での株取引が簡単になったこともブームを後押ししています。

ジェネレーションI

米国の証券会社チャールズ・シュワブ社では、世代を問わず、2020年に投資を始めた人たちをジェネレーションI(generation investor)と呼んでいます。ジェネレーションIは、投資を始めた2020年は短期的な投資を目的としていましたが、2021年に入り長期的な投資にシフトしていると言われています。

プレイン・イングリッシュを活用した情報提供

米国の証券取引所でも、増加する個人投資家に対応し始めています。例えば、ナスダックでは、見やすく、使いやすいデザインを使った個人投資家向けの情報サイトを2020年に作っています。投資を始めるにあたり役立つコンセプトを、初心者にも伝わるようにシンプルな例を使ってわかりやすく説明しています。

また、個人投資家から人気の高い企業では、IRサイトの対応も進んでいます。例えば、大手デパートのターゲット社のIRサイトではフォント、言葉、チャートを駆使した個人投資家にも使いやすいIRサイトを作っています。

個人投資家は、プレイン・イングリッシュを活用した読みやすく整理された投資情報を必要としています。

日本でも、米国と機を同じくして長期投資をする個人投資家が世代を問わず増えています。
言葉とデザインの両方の面でプレイン・イングリッシュを活用したIRサイトが今まで以上に求められる時代になってきています。