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 ■ Home >People TOP >People Vol.19 取材者/中川 すぐり
このコーナーは、ビジネス界で活躍されている素敵なPeopleをご紹介しています。A&Peopleは、そうした素敵な方々と業務と通じて、微力ながらお役に立てることを誇りに思っております。
VOL.19 株式会社大村製作所
代表取締役社長
大村 隆夫さま
「People」VOL.19は、創業80年、部品加工メーカーの株式会社大村製作所 代表取締役社長の大村隆夫さまにお話をうかがいました。
A&Peopleでは、欧米向けPR・海外展示会でのプレゼン資料の作成、海外視察の際の通訳などのお手伝いをさせていただいています。
海外戦略を積極的に進めている株式会社大村製作所ですが、まずは、沿革をお伺いしました。

[取材者:中川 すぐり]
 


  日本が誇るモノづくりスピリッツを欧米へ

―― はじめに大村製作所の沿革と事業内容をお聞かせください。
創業は昭和5年。東京板橋の地に金属切削加工の部品メーカーとして設立しました。
昭和18年に疎開のため、現在の埼玉県東松山市に移転し、以来この地で事業展開しています。
事業内容は、主に自動車部品の製造メーカーですが、カスタムメイドの部品の受託製作もしています。
取引先は主に自動車メーカーで、その下請け企業になります。大手自動車メーカーから、部品メーカーへ、そして当社、大村製作所へという下請けの流れになります。
高度復興期、バブル期までは特段営業しなくても、仕事は山のようにあり、いわゆる量産時代でした。

―― 以前A&Peopleで翻訳のお手伝いをさせていただいた雑誌の取材記事の中で、大村さまは「転換期」と表現されていますが・・・
そうですね。むかしと違い、製造業は大変厳しい時代に直面しており、金属切削加工技術でどう生き残るか、この技術を生かして事業をどう継承していくかを考える時期だと思っています。当社はいわゆる部品メーカーの下請け企業としてやってきたのですが、そういった部品メーカーの労働集約型の大量生産の拠点は労働力の安い海外に移っていきました。同業他社のほとんどが東南アジアに生産拠点やマーケットをシフトしました。
当社も大量生産で安売りの価格競争を覚悟で海外進出するべきか、日本にとどまり付加価値技術で勝負するべきかを長い間悩みましたが、結果的に自社の誇る品質と技術力で勝負したいと考え、欧米にこそチャンスがあると考え、日本にとどまることにしました。

―― 社長自らアメリカの展示会やドイツの工場視察に出向かれビジネスチャンスを探られているのですね?
そうですね。東南アジアに工場を作る分の資金を考えたら、欧米視察に費やす資金など微々たるものだと考えています。
もともと、埼玉県はRIT(Regional Industry Tie-Up)=地域間交流支援事業でドイツのバイエルン市と提携していて、お互いに工場を視察し合ったりして切磋琢磨して向上しあう関係にありますので、当社の工場にもドイツの技術者が何度か視察に来られました。社員にとっても工場を視察されるということは大変なプレッシャーですので、意識の向上にもつながりました。

日本の自動車のエンジン部品であるピストンの性能は世界ナンバーワンです。ある日本製のバイクのピストンを私どもで作ったピストンに変えたところ、プライベートではありますがレースで2連勝しました。当社がもう40年もの間、培ってきた技術なので、これがすごいレベルだったということが証明され、改めて自社の技術に自信を持つきっかけとなりました。
日本のモノ作り技術というのは世界一流だと思います。そこを日本人はもっと自信を持つべきだと思います。そして、世界の人々にもっとわかりやすく伝えるべきだと思います。自動車産業は、まだまだ欧米が中心です。だからこそ、我々はそこに打って出たいと目論んでいます。

  世界最速への挑戦

―― そのための資料作りを弊社でお手伝いさせていただきましたね。
そうです。やはり、PRするためのツールが必要です。

―― プレゼン資料作成に当たっては、日本語版の制作からお手伝いさせていただいておりますが、その中で大村製作所の強み・アピールポイントを一緒に掘り下げ、どうアピールしていくべきかを熟慮させていただきましたので、貴社の理解も深まりました。
3年前から、海外の展示会に出展するようになり、常に、『大村製作所の強みは何か』を、よく考えるようになりました。A&Peopleを含め、周りの人に意見を聞くことが重要だと気づきました。
常に考え、悩むということは大切ですね。プレゼン資料をA&Peopleと一緒に作りこんでいくうちに、レース用バイクのピストンの改良の話が舞い込み、一緒に試作づくりに協力し、大村製作所はピストンなどの部品を通して、スピード、安全、安定性、耐久性を追求していくのだという明確なコンセプトができました。そこは、ありがたかったです。

バイク用のピストンについては「スピードへの挑戦」に焦点を定め、プレゼンを作成しました。

―― お手伝いさせていただく中で、大村社長のお仕事への熱い想いが私たちにも伝わり、その熱い想いを社員の方々も日々受け止めながら、業務に励まれているのだと思いました。
品質第一を掲げられ、社員の方のモチベーションの持続に工夫されている点などありましたらお聞かせください 。

元来、品質管理というのは、後ろ向きな一面も持ち合わせています。なぜなら、顧客にとって不良品はなくて当たり前ですが、その許容範囲をどこに定めるかということになります。
我々は同じ部品を大量生産し、その中で不良品を出さないことは最も大切な命題であり使命です。
そのため製品のばらつきを少なくすることで、いかに平均化していくかということです。例えば、100mmの部品があって、切削して99.95mm〜100.05mmまでは許容範囲とする。そういう世界です。

大量生産の仕事ばかりをしていると、社員のモチベーションはなかなか維持できません。 だから、私の仕事は、どんどん外に出て、新しい技術に挑戦出来るネタを仕入れてくることです。私が夢を持って、面白そうなことを見つけてくれば、社員もやる気、挑戦する気持ちが強くなると思っています 。

―― 大村社長、ご自身が仕事に対して夢を持っていることが、社員のモチベーション維持に一番効果的なのかもしれませんね。
ありがとうございます。
社長の個性を出せる会社がいいと私は思っています。私が引き継いだこの大村製作所と技術力という資産を継承していくことが私の使命だと思っています。

ビンテージ・カー、ビンテージ・バイクを蘇らせたい

―― オーダーメイド品に力を入れるようになったきっかけをお伺いできますか?
オーダーメイド品は海外の富裕層向けで、完全に個人のお客様の要望に応えるものですね。 既に大手メーカーで生産中止になっている部品など、入手困難なビンテージ部品を設計・制作します。大手メーカーではやらないことというか、出来ない、きめ細かいサービスを個人のお客様にご提供したいと思います。

今までは、他社同様、コストだけをみていましたが、今後は、安い・大量生産からの転換を図ります。 いろいろ海外の技術の現場を視察して実感しましたが、日本の技術力は世界一だと思います。ですから品質には自信を持って今後も挑戦し続けたいと思います。

これからは、A&Peopleにお願いした各国語のプレゼン資料を持って、どんどん世界に向けてPRしていきます。 『モノづくりは楽しい!』ということを伝えて行きたいですね。

―― 今年も海外に出向かれるご予定ですか?
今入っている予定では年4回ほどですかね。シンガポールやアメリカなどに行きます。

  仕事が趣味!の大村社長

―― 精力的にお仕事に携わり、多忙な日々を送られていますが、休日はどのように過ごされているのでしょうか? リフレッシュ法などあればお聞かせください。
いつもとても楽しそうに情熱的にお仕事をされていて、趣味と仕事が直結されているようで羨ましいです・・・

実は、たまにケーキを作ります。
気が向いたらやっていますが、レシピ通りにきちんと材料を計量して作るのがポイントですね。1g単位まで正確に計ります。

―― とても意外です! 成功の秘訣は設計図を読むのと同じようにレシピを正確に再現するということですか!モノづくりと一緒ということですね。
―― 休日にもiPadなどからメールのご返信を頂いていますよね。
今は、365 日、24 時間ネットでつながっていますよね。新しい媒体に抵抗感はなく、どんどん取り入れるべきだと考えています。
そういう意味では、今後は当社もソーシャルネットワークをPRに活用出来るかなと考えています。


―― やはり、お休みの日もお仕事のことが頭から離れないようですね。お仕事上での人脈も広いのでしょうね?
広いかはわかりませんが、アグレッシブな人とお付き合いするようにしています。
チャレンジ精神があり、面白い方々とつきあって、刺激をもらうようにしています。

―― 大変な読書家ともお聞きしていますが、最近読んだ本でお薦めはありますか?
どうしてもビジネス書が多くなってしまいますが・・・ クリス・アンダーソン著作の「MAKERS メイカーズ」は面白かったですね。モノ作りのことが書いてあるのですが、3Dプリンタの出現により、誰でも自分の考えたものが作れる、誰でもがデザイナーになれるという話です。
機会があったら、是非読んでみてください。
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―― 最後に、A&Peopleへのご意見・ご要望がありましたらお願いします。
スタッフの方々とのやり取りはとても参考になりました。
中川さんはじめ皆さん業務に対して責任を持ち、熱心に取り組んでいただき、いつも感謝しています。
ただ、通訳や翻訳を依頼するにあたって、最初は見積額とクオリティが妥当かどうかわからず少し戸惑いました。
しかし、通訳の方にお会いした際に、バックグラウンドをお伺いしたところ、素晴らしいご経歴の方で、通訳についても語学力に限らず、業界の専門知識も深く、金額にも納得感があり、結果的にとても満足しています。

DATA  株式会社大村製作所  http://www.ohmurasei.co.jp/

 
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