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 ■ Home >People TOP >People Vol.14 取材者/浅井 満知子
このコーナーは、ビジネス界で活躍されている素敵なPeopleをご紹介しています。A&Peopleは、そうした素敵な方々と業務と通じて、微力ながらお役に立てることを誇りに思っております。
VOL.14 株式会社JSP
総務人事本部IR室
橋本 誠介さま
「People」VOL.14では、株式会社JSP総務人事本部IR室の橋本さまのご紹介です。 A&Peopleでは、JSP アニュアルレポート2010の企画・制作をお手伝いさせていただきました。
アニュアルレポート制作期間中、橋本さまはお忙しい業務の傍らでその都度、適切な指示を出していただき、大変協力的でした。おかげでスムーズに作業が進み、助かりました。
こちらからの急ぎの確認事項においても丁寧にご対応いただき、橋本さまの精神面での強さ、懐の深さを感じました。
また、この景気低迷の時代に2年連続増収益を更新され、財務状況もよろしく、アニュアルレポート制作においては明るい話題が多く、製品によっては北米シェア約9割など、こちらからの提案材料も豊富にそろい、そうした面でも助かりました。
そんな橋本さまに、JSP さまのメイン製品である発泡プラスチックについて、いろいろと興味深いお話をうかがいました。
[取材者:浅井 満知子]
 


  高機能発泡製品を作り続けて50年、JSPは発泡プラスチックの専業メーカー


食品トレー、カップ麺の容器など日ごろ目にするプラスチックトレイの原料はJSPさまで取り扱うものばかり
株式会社JSPは、1962年の創業(当時は日本スチレンペーパー株式会社)以来、発泡プラスチックの専業メーカーとして食品容器素材や建築土木用資材の生産を手がけられています。基本的に原反で供給するBtoBビジネスを展開されているため、末端商品にJSPさまの名はあまり出てきません。“世界に広く、暮らしに深く”のスローガンどおり、スーパーに並ぶ食品トレー、カップ麺の容器など、日常生活で私たちの生活に深く浸透しております。日ごろ目にするあらゆるプラスチックトレーの原料はJSPさまで取り扱うものが多いようです。
「日本の食品トレーは約50年前にアメリカから導入したときと見た目はほとんど変わってはいませんが、成型方法や、印刷の載せ方には非常に高い技術が集約されています。今では本家のアメリカを追い越して、品質要求にこたえて世界でいちばん手の込んだ作り方をしており、技術的には最高峰と言えます。
社業がよりグローバルになったのは、やはり世界に先駆けて開発したポリプロピレンの発泡製品です。(日本ではピーブロック、海外ではARPRO) 自動車のバンパーコア材からスタートしましたが、今ではバンパーに限らず自動車のツールボックス、リアシート等々にまで採用されています。
日本車に限らず、ビッグ3、ヨーロッパ車に採用されていますので、北米、欧州、アジアに製造販売拠点を置きグローバルに展開しています。
デジタル家電の緩衝・包装材としても世界中で使用されており、緩衝材としての性能がよいので今後もいろいろな使われ方をされるでしょう。
世界的に需要が拡大しているので、社員もモチベーションを高くしワールドワイドな製造業の誇りを持って日夜社業に励む努力を続けています。
元々、原料の石油化学製品を数倍から数十倍ほど発泡させるものですから、製品そのものが省資源・省エネルギーで、リサイクル率も高く、発泡ポリスチレン(EPS)を使う魚箱(ぎょばこ)等では、サーマルとマテリアルの両方でプラスチックとしては最高クラスの87.5%というリサイクル率を達成しています」

  主力商品はほとんどの高級車で使用され、北米においてはシェア約9割!

食品トレーとは反対に人目につかないのが、壁の中や床の下に入っている断熱材、そして自動車部材。特にバンパーコア材は自動車メーカーの大半へ提供しているJSPさまの主力製品で、アメリカでのシェアは約9割を占めています。
「基本特許はもう期限が切れていまして、素材があれば他社でも作ること自体は可能でしょうが、弊社には金型の製造方法などの周辺特許、自動車メーカーからのサイズなどの要求に応える製造のノウハウがありますので、他メーカーの参入が難しい状態です。供給先が世界各地にあり、北米・欧州・アジアでも生産を行っています」

  機能性と軽量化を実現できる、より付加価値の高い製品を


「新しい技術の採用はヨーロッパのメーカーの方が早い。今後日本のカーメーカーもプラスチック製のシートやドアパネルに目を向けてくれると期待しています」
“市場ニーズに直結した製品の提案・供給”をポリシーとするJSPさまでは、二酸化炭素削減という時流に合わせてエコカーにも注目し、車両の軽量化を実現できる製品づくりを進めておられます。その一つが通常は鉄の鋼板を用いるドアパネルのオールプラスチック化で、今年の7月の電気自動車開発技術展では、試作品が大きな注目を浴びたそうです。
「試作品には国産車を使いましたが、新しい技術の採用は海外のメーカーの方が早いようです。軽量化を図るため、他素材の代わりに発泡ポリプロピレン(EPP)を用いた後部座席シートを開発しました。素材の特性でサブマリン現象(衝突時などに後部座席に座っていた人の体が座面に押さえつけられるように沈み込む現象で前方に投げ出される際に足の骨を折ったりシートベルトが首に絡んで危険)の防止効果も得られ既存の素材よりも安全性に優れていることから、BMW社で採用いただき、それを皮切りに現在ではアメリカの“ビッグ3”も注目してくれています。今後日本のカーメーカーもプラスチック製のシートやドアパネルに目を向けてくれると期待しています」
EPP市場においては、世界の主要3社の1社であり、全体の約6割のシェアをJSPさまが抑えており、堂々の世界No.1企業です。

建材分野では、断熱性能の高い特性を持つ「ミラフォームΛ(ラムダ)」を新開発。
室内の熱を外に逃がさず、外の熱を中に伝えにくいため、エアコンの運転時間が大幅に短縮され、また断熱材そのものを薄くできることから、壁や床も薄くなり居住空間を広げられるというメリットもあり、やはり付加価値の高い製品となっています。
更に、既存の液晶テレビのマザーガラス用の緩衝材では、帯電防止の機能を付加し、縦置きの箱形から横置きで挟む形に変えることで大型化に対応するなど、新製品だけでなく既存製品の新しい用途も開発されました。

「こうした性能の高い加工製品が作れるのも、常日頃より市場のニーズに沿った研究開発をしているからです。大株主の三菱ガス化学にはこういう加工製品を作りたいので、”こういう特性をもった原料を!”と、こちらからもリクエストを出しながら、研究開発の部分からやりとりをしてシナジー効果を得ていきたいと思っています。」

JSPさまの発泡プラスチック製品は、その製造工程と同様に、社員のアイデアと開発力によって価値や用途を何倍にも増しています。
JSPさまの『技術集約型、品質要求にこたえ新しい製品を生み出す』というモットーが、社内に根付いており、そうした社員のアイデンティティーが時代やお客さまのニーズにこたえる品質の高い商品を生み出していることが理解できます。

  ”原料の匂いがわかる営業マン”時代を経て


「IR業務はアイデアや構想を周囲とともにビジュアル化していく、とてもクリエイティブな仕事だと思っています」
JSPさまは2003年に三菱化学の発泡事業と合併され、橋本さまは三菱化学側のご出身。三菱時代は石油化学の営業マンで、JSPさまに移られてからも当初は開発や営業を担当されていたそうです。当時の三菱化学の人事部長からは「三菱の発泡事業を強くしてほしい」と言われたのだそうです。
「三菱(化成工業)への入社のきっかけは、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』なんです。坂本龍馬の遺産を引き継いだと思われる三菱創始者である岩崎弥太郎に感銘を受け、無から有をではなく、原料を加工して人の役に立つものを作り出す製造業(メーカー)に入ろうと思いました。 倉敷の水島コンビナートで石油化学工場の業務部に3年ほど勤務して、その後営業部に配属されたため”原料の匂いがわかる営業マン”と諸先輩の一員に加えていただきました」

原料、製品のご精通ぶりは、長年の営業のご経験あってのことと納得がいきました。また、会社全体に電波を張り巡らし、情報収集と社内のコミュニケーションも抜かりがなく、橋本さまがIRの担当になられてから株主も倍の数に増えたとのことで、株主優待を始めた事が効果大とご本人は謙遜されていますが、その手腕の高さがうかがわれます。

IRの業務についてお伺いしてみました。
「アイデアや構想を周囲とともにビジュアル化していく、とてもクリエイティブな仕事だと思っています。製品知識はもちろん、財務や設備投資計画の知識も必要。広範囲で密度の高い仕事ですから、これを100%こなせるようなら社長が務められるのではないかと思います(笑)」

  写真と色使いがとても好評------A&Peopleへの期待


「A&Peopleのものはデザイン、とくに色使いが好評で、海外生活の長い人も“欧米受けする”という意見でした」
今回、A&Peopleではアニュアルレポートの制作をお手伝いさせていただきました。
「2年前に知り合った営業の方に(しつこいと感じさせない程度に)電話をいただいていたこともあり、今回提案をお願いしました。何社かをスクリーニングして最終的に2社に提案をお願いしたのですが、A&Peopleのものはデザイン、とくに色使いが好評で、海外生活の長い人も“欧米受けする”という意見でした。
また、最終チェックに携わったトップからも出来上がりの英文に対し『いい文章だ!』と太鼓判が出て、こちらも一安心でした。いままでは毎回、海外からも厳しいチェックが戻ってきていたので、作業もスムーズに進み助かりました。
写真もどれもいい表情をしていると好評です。ぜひ、来年も頑張っていただきたい!」



 弊社がお手伝いをさせていただいた
 「Annual Report 2010」
出来上がりに満足していただいており、私どもも大変うれしい限りです。今回の業務で印象深かったのが、他部署の方も打ち合わせに参加され、各部からいろいろなご意見をいただきました。JSP社員の皆さまの”いいものを作ろう!”という想いがひしひしと我々スタッフにも伝わり、程良い緊張感でお仕事をさせていただきました。手前みそではありますが、出来栄えもよいと思いますが、なによりも社員の皆さまの熱い魂のこもったアニュアルレポートが完成したというのが私の実感です。
“仏造って魂入れず”という言葉がありますが、見栄えが良くても魂が入っていなければただの木の固まりであるように、投資家が手にとって読んでいただけるレポートを完成させるために、お客さまと同じ想いを吹き込んで制作にあたるという、当たり前のことですが、あらためて大切なことを思い起こさせていただきました。
「来年も!」とおっしゃていただけたので、さらに良い提案をさせていただくよう頑張ります。
*      *      *      *       *

橋本さまの愛読書
 宇宙には意思がある(クレスト社)
最後に、橋本さまのリフレッシュ法をお聞きしたところ、まずは15年前から折に触れ読み返しているという愛読書『宇宙には意志がある』(桜井 邦朋著)をご紹介いただきました。
「宇宙の誕生・進化について、人類が把握している物質がごくわずかに過ぎないことなどが、現代物理学の観点から綴られています。ごくわずかにしか分かっていない中での、デリケートな物理定数等があって、地球上で生きている。行き詰まったとき、悲しいときに読むと、数々の偶然が積み重なって、必然となって自分が今こうして生きている、生かされているんだから、がんばらなきゃという気になれるんです」

冒頭でも書かせていただきましたが、はたから見るといつも余裕の笑みで対応してくださり、悲しい時や息詰まることなどないように思われますが、橋本さまもやはり人の子。悩まれることもあり、そんなときにこっそり読まれている一冊をご紹介いただき、さっそく私も読ませていただいております。

また、週に3回を目標にスポーツジムで汗を流され、足を伸ばせる広いお風呂に入り、おいしいビールで水分を補給して、リフレッシュをされているそうです。
「スポーツジムには帰宅後、食事をすませて遅い時間に行くんです。人がほとんどいないので、プールで歩きながら、サウナでくつろぎながら歌が歌えるので。声が響いてうまく聞こえるんですよ(笑)」
仕事と同様に、忙しくてもそれを言い訳にせず、プライベートタイムを確保し、楽しまれているご様子に、橋本さまの“精神的なゆとり”を改めて実感いたしました。

DATA  株式会社JSP  http://jsp.com/ 

 
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